
正式名称では「コラージュ療法」といい、芸術療法の一つです。雑誌やパンフレットなどから切り抜いた写真やイラストを画用紙に自由に組み合わせて貼り付け、作品を作り上げるアート形式のカウンセリングです。自分自身を見つめ直し、気持ちを整理するための方法です。
カウンセリングといえば、言葉で気持ちを伝えたり相談したりするイメージがあるかもしれません。でも、実際には言葉では伝えきれない自分の本音や、自分では気づいていない気持ちが存在していることが多いのです。
コラージュ療法の魅力は、「手を動かす作業」を通して、自分の内面に触れることができるところです。言葉では表現しきれない感情や思いが、自然と作品に現れてくるのです。
- 自分の本音を発見
コラージュを制作するなかで、自分でも気づいていなかった気持ちや夢が反映されます。
- 完成度は関係なし
工作が得意かどうか、作品の見た目がきれいかどうかはまったく重要ではありません。
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速い効果
言葉を使うカウンセリングよりも、自分を知るスピードや気持ちの整理が早く進みます。
ダンス療法も含む芸術療法全般にいえることですが、「体を使う」「手を動かす」アプローチが、言葉以上に自分や他者を理解する近道になることもあります。
写真コラージュカウンセリングは、アートセラピーの一環としても広く用いられ、視覚的なアプローチで自己表現や気持ちの整理を行うことができます。
コラージュ制作は、切り抜いた写真を組み合わせることで、独自の世界観やメッセージを生み出すのです。 コラージュの歴史は古く、20世紀初頭にはダダイスムやシュルレアリスムの芸術家たちによって表現手法として取り入れられてきました。
その後、心理療法や教育の場でも応用されるようになり、個人の内面的な探求や表現に役立てられています。基本的な技法は、素材を自由に切り取り、貼り付けるという工程で、特に技術的なスキルは必要ありません。
写真コラージュは自己表現のツールとして、誰でも気軽に取り組めるアート活動。制作を通して自分の本音を引き出し、自己理解を深める手段として、多くの人々に親しまれています。
何かに行き詰まっていて「すぐにでも前に進みたい!」という方におすすめの方法です。楽しみながら、自然体で自分を見つめられる写真コラージュカウンセリングを、ぜひご利用ください!